歩論野亭日常

阿寒湖の辺りで

2008-01-01から1年間の記事一覧

サイン・オブ・ザ・タイムズ

娘に起こされ、今日は早く目覚めた。 おかげではっきりとフルカラーの夢を覚えている。 スキー場のてっぺんからグライダーで飛び立つと、 眼下には釧路湿原が広がっている。 急降下で丘に降り立つと、 濡れた黄色い草の上には巨大な熊の足跡と、湯気の立つ糞…

三昧

12月、といえば、恒例大麻雀大会。 今年は過去最高の参加人数で、4卓稼動の鉄火場。まさに、まさに麻雀地獄。 予習として、父の代より我が家に伝わる阿佐田哲也の大傑作『麻雀放浪記』全4巻読破で完璧。 しかし結果は惨敗。 常の自分のプレースタイルで…

秋にすること

おばんでがす。 あがんこはポロンノより、本日はおぐになまりで近況ほうこぐしてみって。 内容は、おどごど女のねづれだ関係についてでがす。 わーお、なんだがほっぺだ、あげぐなってくって。 うづどごのおっかあ、つまり、ほれ『ポロンノとアパッポ』のピ…

エカシとカケスと俺

まるで秋アジの密漁のようにひっそりと、息をころして再開。 すっかり紅葉も終わったな~。 同様に観光シーズンも終わり、 すっかり葉の落ちた森のように渋い静けさのコタンとポロンノより、 ダラダラと贈ろう、『ポロンノ亭日常』。 このところ天気もお日柄…

今日の共時性

夕方、一組のカップルが来店。 一見して、旅人度数が高そうなルックスである。 男の人の方はいい人そうだし、女の子のほうはめんこいし、 なんとなく話が合いそうな感覚を察知する。 なんとなく始めて会った感が希薄だった。 そんな人っているよね。 注文の…

アドの旅

有史以来、人間の家畜として、狩りのパートナーとして、そして家族や友人として、 人間社会と共に生き続ける『犬』は、 その必要性に応じて、長い時間をかけた『改良』の結果、様々な品種が存在するに到った。 日本列島においても、時に自然に、時に人間の移…

感謝の日々

あっという間のお盆でUターンラッシュで敗戦の日の八月十五日。 忙しさにかまけたら久々更新十五日経過。 もう見てる人もいないかな~。 まあいいや、こっそりと行くぜ俺の公開独り言。 冷静な口調で自分を主張。 しかしながら、たしかにあっという間感も強…

アイヌモシリの森のポロンノ

8月に突入したー! 『どうするどうなる、ドキドキ・ポロンノ夏戦線! アイヌ料理屋の和人マスオさん店長が見た、阿寒湖の真実! 道東の湖に秘められた、メノコの悲しい伝説とは?! 神秘のマリモと仲居さん探偵が家政婦と女離婚弁護士!』 と、とりあえず土…

『崖っぷちのポロンノ!』じゃなくて、『崖の上のポニョ』を観てきたよ。

昨日は一家で、釧路にて買い物&映画鑑賞としゃれこうべ、ならぬしゃれこんだ。 これも全て留守部隊CEOみーばーの、海よりも広い度量の賜物です。イヤイライケレ~。 行きの車の中、「ポーニョポーニョポニョ魚の子~」と歌ってはしゃぐ子供たちに、 思わ…

たもぎたけ

ここ数年、『エゾ梅雨』なんて言葉が日常で使われ始めた。 「北海道は鬱陶しい梅雨がありませんよ~」なんてのが、 猛暑に苦しむ本州の神様仏様お客様への、初夏の北海道の観光上売り文句だったのが、 段々と、時に非常に爽やか、しかし時に猛暑、時々ジトジ…

Sフチ列伝

今夜のポロンノ商業戦線は完敗だった。 店前に新設したステキ作業スペース(略してSSS)からアホ面でコタンストリートを眺めれば、 夜の日課である千本タイマツ行進の参加者の皆さんが、わらわらとコタンストリートにいらっしゃる。 浴衣を着たその人々の…

ケ・セラ・セラ

ポロンノCEO・みーばーが、先住民サミットがらみで浦河に出かけるちょっと前のこと。 みーばーはコーヒー片手にカウンターに座り、ふと後ろの壁を振り返り、 「まだこんなの飾ってたのかい」 と笑って言った。 その「こんなの」とは、カウンターの後ろの壁に…

当別、それは廃校と水田と異常発生したアップルミント。

先住民サミットに先立ち行われていた、巡礼と言うかウォーキングと言うかイベント、 「ピリカ・ケゥトゥム・アプカシ」のファイナルイベントに一家で参加したので、そのご報告を。 「ピリカ・ケゥトゥム・アプカシ」HP 歩きながらの雑記やビューリフォーな写…

先住民サミット!!!

G8で盛り上がる道央では、 参加者である政府関係者や全国の警察の皆さん、 それに全世界よりお集まりのNGOだかIMFだかKGBだかの方々が大集合し、 もうなんだか検問だとか弁当売れまくりでどえりゃーことになっている模様らしいが、 どっこいアイヌ民族業界…

三日坊主で終わらないように頑張りたいです

今日の朝はなんとなく、いつもの道を通りたくなかったから、 阿寒の森を東西に縦断する送電線の下を歩いてアイヌコタンに出勤した。 俺の眼前に、送電線の造るその道ははるか遠く、 シュリコマベツ側の阿寒カルデラ外輪山まで一直線に、 初夏の色になった樹…