歩論野亭日常

阿寒湖の辺りで

「テイヤール・ド・シャルダンの日記、手帳、書簡集」より

"わたしは人間の造ったさまざまなものの決定的かつ絶対的な価値を認める。それらはいずれ消えさり、われわれがまだ知ることのできない、まったく新しい全体に鋳なおされるだろう。同時に、それらは本質的に暫定的な役割を持つものである。それらは、われわれが (われわれもしくはヒトという種が) 変容の過程で通過せねばならない、必要かつ不可避の相を表すものである。わたしがそれらを愛するのは、それぞれの形状ではなく、その機能のゆえだ。それらはなんらかの神秘的な方法により、はじめは神聖を持つものとして・・・つぎにわれわれの努力を照らしだすキリストの光によって、神聖なものとして造りあげられる"

ピエール・テイヤール・ド・シャルダン

http://ja.m.wikipedia.org/wiki/テイヤール・ド・シャルダン